つくらないことで、明日をつくる

エフラボには、張替修理工場であるからこそ、椅子をつくらない時が多い。
椅子を修理する。そこは椅子を修理するだけではない。
修繕し、よりよい状態に生まれ変わらせることで、
椅子が寄り添ってきた時間を蘇らせ、これから進む新しい明日を生み出す。
人が一日一日を家族や仲間と寄り添って来た思い出の証がそこにある。
新しく「つくる」だけではない、「つくらない」ことでも、何かを生みだす。
そう信じて、命を吹き込む。

粉骨砕身

「捨てる・新しいものを買う」から「修理して使う」という選択肢を提供する

みなさんは椅子が壊れたらどうしていますか?また、お使いの椅子は清潔かどうかを考えたことがありますか?
私たちエフラボは、椅子の張替え・修理を専門に行う「椅子再生工場」です。捨ててしまいがちの壊れたり古くなったりした椅子を私たちの手によって生まれ変わらせ、お客様のもとへとお返ししています。

病院やホール、オフィスや飲食店の椅子からご家庭の椅子まで、種類もダイニングチェアからソファーなどなど、「清潔・安全」をキーワードに除菌や消臭も徹底的に行うことで、修理前と比べて清潔な仕上がりをお約束しております。また、当工場では再生期間中の貸出椅子も多数ご用意しておりますので、営業時間を損なうことなくご依頼いただけます。

修理することで、愛着のある椅子をさらに長く使っていただくことができたり、新品を購入するよりもコスト面で安かったりというメリットがあります。「捨てる・新しいものを買う」から「修理して使う」という選択肢を提供することは、近年の潮流でもある「もったいない」の精神とも重なり、お客様のニーズにうまくお応えできるものと考えております。

当工場では除菌から生地の張替え、クッション材の修復や木の部分の修繕といった工程をすべて行えるだけの充実した設備と職人を要しております。また、作業は完全分業制で行われていることから、作業効率が良いことも特徴です。このような規模をもった工場は全国でも他になく、当工場のようにすべての工程を技術力のある職人によって効率良く行えるからこそ、高品質の製品の提供やコスト削減、納期短縮が実現できております。

 

また、工場のある七尾市では古くから建具や繊維業などが盛んであったことから技術をもった職人が多くいますが、過疎の影響などから仕事が減少している現状があります。そこで当工場では、豊かな経験と技術をもった職人であるシルバー人材の雇用を積極的に行っております。何十年ものあいだ培ってきたそれぞれの職人技を椅子の再生に役立てることと同時に、若者への技術継承者としての役割も期待しています。さらに、工場や倉庫には行政の協力のもと、少子化の影響で廃校になった校舎を活用しており、私たちの目指す「地域や社会に貢献できるものづくり」を実現しているものと思っております。

私たちは豊富な設備と人材のもと、日本一の椅子再生工場であるとの自負を持ち、皆様に信頼される工場を目指して活動を進めてまいります。引き続きご支援、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

工場長 木村元伸